ワインの種類と特徴を完全解説!
味の違いだけじゃない!?
製法から読み解く、4つのワインタイプ

🍇 「赤・白・ロゼ・スパークリング」ってどう違うの?
「赤ワインは重い」「スパークリングは甘い」そんなイメージ、ありませんか?
でも実は、その“違い”の正体は、味だけじゃないんです。
ワインの種類ごとに、ぶどうの使い方や発酵方法など、製造方法そのものが異なります。
今回は、赤・白・ロゼ・スパークリング、それぞれのワインの基本的な製法と特徴を、ちょっとだけ専門的に、でも初心者さんにもやさしく解説してみます。
~このブログでわかること~
★赤・白・ロゼ・スパークリングの「製法」と「見た目・味の違い」の理由
★ロゼに3種類の製法があるなど、ちょっと意外なワインの裏側
🍷 赤ワイン|皮ごと発酵がポイント
赤ワインは、ぶどうの果汁だけでなく“果皮”や“種”も一緒に発酵させて造られます。
この過程で、美しい深い色合い・渋みのもととなるタンニン・そして複雑な香りが生まれます。
👀果皮が薄い品種からは軽やかな味わい、厚い品種からはしっかりとした味わいのワインが生まれるのも面白い点です。
📌 こんなぶどうが使われます
ピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなど
🍴合う料理
肉料理全般、チーズ、濃い味の煮込み料理など
🥂 白ワイン|果汁だけを使って、すっきりと
白ワインは、ぶどうの果汁だけを使って発酵させます。
果皮や種は発酵に使わないので、渋みは少なく、爽やかな酸味やフルーティーな果実味が際立ちます。
👀同じ品種でも、ステンレスタンクで発酵させるとフレッシュに、樽で熟成させるとまろやかで複雑な風味になるなど、製造方法による風味の変化も楽しめます。
📌 こんなぶどうが使われます
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、甲州など
🍴合う料理
魚介、サラダ、和食、レモン系の料理など
🌸 ロゼワイン|3つの特別な製法とは?
ピンク色の見た目が印象的なロゼワイン。
実は赤ワインとも白ワインとも違う、特別な製法が用いられます。
- セニエ法
赤ワイン用のぶどうを発酵させる初期段階で、一部の果汁を抜き取り、それを発酵させることで淡い色合いのロゼを造ります。
- 直接圧搾法
赤ワイン用のぶどうを短時間だけ果皮と接触させてから搾汁し、その果汁を発酵させます。
- ブレンド法
白ワインにごく少量の赤ワインを混ぜて造る方法です。
EUの高級ワインではあまり一般的ではありません。
👀「ロゼ=甘い」というイメージを持つ方もいますが、実は辛口のロゼも数多く存在します。
ちなみに、ワイズヴィンヤーズのロゼワインはセニエ法で製造しています。
📌 よく使われるぶどう
ツヴァイゲルトレーベ、メルロー、グルナッシュ、シラーなど(国や地域による)
🍴合う料理
前菜、マリネ、サラダ、フルーツなど
✨ スパークリングワイン|“泡”の作り方もさまざま
スパークリングワインの最大の特徴は、その発泡性、つまり泡です。
この泡の作り方にも、いくつかの種類があります。
- 瓶内二次発酵法(シャンパン方式)
ボトルの中で再度発酵させることで炭酸ガスを閉じ込める、本格的な製法です。
きめ細やかな泡立ちと複雑な香りが特徴です。
- シャルマ方式(タンクで発酵させる)
密閉された大きなタンクの中で二次発酵を行う方法です。
手軽に造られ、フルーティーでフレッシュな味わいが楽しめます。
- 炭酸ガス注入法
醸造されたワインに、後から炭酸ガスを注入する方法です。
比較的低価格帯のスパークリングワインによく用いられます。
👀同じスパークリングワインでも、製法によって泡の繊細さ、香り、熟成感が大きく異なります。
ちなみに、ワイズヴィンヤーズのりんごのシードルは、瓶内二次発酵法(シャンパン方式)で製造しています。
📌 よく使われるぶどう
シャルドネ、ピノ・ノワール、モスカートなど
🍴合う料理
揚げ物、魚介、塩気のあるつまみ、そして乾杯!
🔍 製法が違えば、味も違う!

「なんとなく」で選んでいたワインも、ちょっとだけ背景にある製造方法を知るだけで、ワインの世界はぐっと広がります。
自分好みのワインが「なぜ好きなのか?」を知ると、次に試す1本もぐっと選びやすくなるはず。
この記事で解説した4つのワインタイプと、それぞれの製法と特徴を参考に、ぜひあなた好みのワインを見つけてみてください。
“違いがわかる”と、ワインはもっと面白くなりますよ 🍷
ワイナリー直送!
りんごの香りとやわらかな泡に癒される
Cidre シードル2022|750ml(辛口)

那須塩原・金沢のりんご(フジ・王林・秋映ほか)を使用した、瓶内二次発酵の本格シードル。
りんごの爽やかな香りに、ハチミツやスパイスのニュアンスが重なり、きめ細やかな泡とともに口の中に広がります。
琥珀色に近い色調で、ほのかな苦味と渋味、果実感がバランスよく調和した、食事にも寄り添う一本。

=Webスタッフ=
みっしー
「ワインって難しそう」と思っていたのに、気づけば旅先でも毎回ワインを飲んでいる人になっていました。
イギリスでは雨に濡れながらパブで白をすすり、ウズベキスタンでは羊料理に赤を合わせ、オーストリアではホイリゲ(新酒酒場)の素朴な美味しさに感動…。
ただの旅好きが、各地の“その土地らしい味”を求めて、ワインの世界にどんどん引き込まれています。
このブログでは、そんな「おいしいってこういうことか!」の瞬間や、初心者ならではの「なるほど!」を、やさしく・ゆるく・ちょっと笑える感じでお届けします。
「なんとなく好き」から「ちょっと通っぽいかも?」へ。
ゆるゆる進んでいきたいと思います!